実は居心地・住み心地が悪い家に長年住んでいると、気付かないまま大きなストレスへと発展することがあります。毎日住んでいる家が生み出しているストレスは逃げようがないばかりか、不健全な暮らしを自ら送っているとしかいえません。
幸せを生む快適な暮らしには居心地がとても重要です。それには気候の問題だけでなく、家族関係やライフスタイルに合わせたリフォームをすることが大切です。
多くの場合古い家は、「断熱性」 や 「気密性」 に問題があることが多く、こういった機能を上げる改修工事をすると一気に居心地がよくなることがあります。そして光熱費がかかりすぎるといったことも解消されるケースがほとんどです。
だからといって、リフォームを安易に考えてしまってはいけません。あとになって、寝室の作りが悪かった、子供部屋が密室化していた、などの問題が起こってしまっても困ります。まずは家族1人1人の意見を聞いて、どうするとリラックスして暮らせるか、色々なシーンを想像して、「間取り」 や「動線」 に気を配ったプランを考えることが大切です。
震面、防犯面、健康面の3方向から安全性へのストレスを排除する改修工事には注意が必要です。「耐震性能」のリフォームは、対策しているつもりでも、室内に面したガラス部分など家の内部の地震対策が足りない場合が多いのです。
地震の際に、ガラスが割れて家の中が凶器化してしまうようでは、安心して暮らせません。また、床の段差をとって滑りにくい床材を選び、浴室と洗面所の温度差をなくすなど、年代や性別関係なく家族全員がいつまでも安心して暮らせるような家づくりが必要です。
そして、最も重要な日常の家事は、小さな不満でも重なれば大きなストレスになります。例えば、家事をする人に大きな負担が掛かる家は、健全な住まいとは言えません。改修のときは、家事をラクにするというということもぜひ取り入れてください。これらが機能的に働けば、精神的にもゆとりが生まれる健康な住まいになるのです。