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高齢者にも優しい家作り

高齢化社会における住宅の役割

高齢者のための住宅というと、床の段差を取る、手すりをつけるなどを思い出します。家の中に段差がある場合、車いすで乗り越えることが困難ですし、高齢者はつまずいて転んでしまう恐れがあるため、段差はないに越したことはありません。

最近の新築のマンションではバリアフリー化が進み、玄関や浴室以外の床はフラットになっているケースが多いです。もちろん、玄関で、靴をはくたたきの部分と靴を脱ぐ玄関ホールの仕上材を変えたりして、空間を仕切り、段差を設けない例もあります。お風呂も流れ口に向かって傾斜をつけて、入り口にはパッキンが着いているだけで、ほとんど段差がないものもあります。

しかし、既存住宅をオールフラット化することのは難しいという方が多いはずです。その場合、段差につまずく原因を解消することが大切です。室内での事故では、視力や注意力の低下によって段差が見えない、気付かないことが大きな原因と考えられます。照明を明るくする、段差部分に色をつけるなどをして高齢者の目にとまりやすい工夫を施しましょう。

ヒートショックを防ぐ温度管理

ヒートショックとは、急激な温度変化が体に及ぼすことで、室温の変化によって血圧が急激に変化し、脈拍が早くなったりする高齢者に多い症状です。冬場の浴室やトイレなど、他の室内との温度差が大きい場所でおこります。

ヒートショックを防ぐ冬の平均温度差は3℃から5℃以内であることが望ましいといわれ、国土交通省でも暖房居室と非暖房居室の温度差は5℃以内・廊下とトイレの温度差は3℃以内であることを、推奨しています。ヒートショックを防ぐには、窓ガラスを断熱効果の高いエコガラスに変えることをおすすめします。エコガラスによって暖房効率と空気の還流が良くなり、家の中で激しい温度差を解消することができます。

そもそもバリアフリーとは?

バリアフリーとは、生活上の障害を取り除くことです。

現在施行されているバリアフリー新法が制定される前は「ハートビル法」という名前でした。これは、ハートのあるビル作るという意味でした。それは公共施設 やコンビニエンスストア、大規模マンション、事務所、学校といった特に多くの人が利用する建物、お年寄りや体の不自由な方が主に使う老人ホームなどのが対 象で、お年寄り、車いすを使用する人、目が不自由な人、耳が不自由な人、小さい子どもや妊娠中の人、外国人まで、とにかく全ての人が利用しやすい建物にするという意味です。

現在、ハートビル法は廃止されましたが、もっと対象を広げたバリアフリー新法が施行され、旅客施設や車両、道路や駐車場、公園まで広げています。

 
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